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ダライ・ラマ 後継選び「民主的に」 中国政府の指名・認定を牽制
ダライ・ラマ 後継選び「民主的に」 中国政府の指名・認定を牽制
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090622-00000066-san-int
【ニューデリー=田北真樹子】チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世(73)は20日、ビデオ演説を行い、自身の後継者の選出方法について、「活仏」の生まれ変わりを探す伝統的な方法ではなく、選挙など民主的な方法で選ぶのが好ましいとの考えを改めて示した。ロイター通信が21日に伝えた。チベット人社会には中国が一方的に後継者を選定するのではないかとの懸念が強く、ダライ・ラマ14世の発言は中国を牽制(けんせい)する狙いがあるとみられる。
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ビデオ演説はチベット亡命政府のあるインド北部のダラムサラで、チベット仏教の僧侶らに対して公開された。そのなかでダライ・ラマ14世は「ダライ・ラマは過去400~500年にわたって政治的および精神的指導者の地位にあったが、その時期は終わった」と指摘。その上で、「民主主義はマイナス面もあるが、最善のシステムだというのは明らかになっている。チベット人も世界の時流に遅れないことが重要だ」と述べた。
また、「ダライ・ラマひとりに全責任を負わせるのは危険で、民主的に選ばれた指導者が人々を指導することがふさわしい」と明言した。
ダライ・ラマ14世はこれまでも、後継者については(1)チベット仏教の高僧から民主的に選出する(2)自身が存命中に後継者を指名する-など、さまざまな選出方法について言及してきた。今回、具体的な選出方法については言及していないが、来月には74歳を迎えることもあり、今後の発言が注目される。ただ、ダライ・ラマの「活仏」制度を堅持してきたチベット人社会に波紋を呼ぶのは必至だ。
中国政府はダライ・ラマの後継者となる「活仏」には、中国政府の認定が不可欠との姿勢をとっている。しかし、中国はダライ・ラマに次ぐチベット仏教第2の指導者、パンチェン・ラマ10世が1989年に死去した際、ダライ・ラマ14世側が認定したパンチェン・ラマ10世の生まれ変わりの少年を認めず、新たに中国側が探し出した少年を後継者と認定したことがある。
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【用語解説】活仏
チベット仏教で「活仏」と呼ばれる高僧は菩薩の化身とされ、死去したのちに別の人間に生まれ変わる輪廻(りんね)転生を繰り返すと信じられている。「活仏」が転生した人物は、高僧が探し出して「活仏」に指名することになっているが、中国政府は2007年9月、この「活仏」の転生に許可制度を導入。事実上、中国当局が「活仏」を指名できるように規定した。
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