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ハッキングされたダライ・ラマのコンピューター
ハッキングされたダライ・ラマのコンピューター
http://www.chosunonline.com/news/20090331000025
昨年夏、チベットの精神的指導者、ダライ・ラマはコンピューターのセキュリティー専門家二人をインドのダラムサラにある自身の事務室に招いた。訪れたのはカナダ・トロント大のグレッグ・ウォルトン氏と英ケンブリッジ大のシシル・ナガラジャ氏。二人はダライ・ラマ側から「(このパソコンを使用した)通話が途中で切れるようで、誰かが(内容を)盗み見ているようだ」という話を聞いた。
トロント大に戻ったウォルトン氏は持ち帰ったパソコンのファイルを同僚と共に調べたが、数カ月かけてもいかなる手掛かりも発見できなかった。しかし、3月初めになって研究員の一人、ナト・ビルニーブ氏がおかしな点を見つけた。ファイル内の疑わしいプログラム言語が中国・海南島にあるコンピューターとつながっているのを発見したのだ。
その後、研究チームはサイバースパイがどのように情報を盗んでいったかを調べた。今月12日に侵入してきたスパイは研究チームがまいた餌に食いついた。彼らは自身のコンピュータープログラムに短いコマンドを入力し、自身が望む情報を探した。また、彼らのパソコンは中国語版のコンピューター情報管理ソフトウエア(ダッシュボード)を使用しており、そこから全世界103カ国にある少なくとも1295台のコンピューターを操っていることを探り当てた。ドイツ、イラン、インド、インドネシアなどにある政府機関、韓国や台湾などにある外国公館、米ワシントンのインド大使館、北大西洋条約機構(NATO)の建物にあるコンピューターなどだった。
研究チームは、ダライ・ラマのパソコンが電子メールでハッキングウイルスに感染した時期は2007年5月22日ごろだと明らかにした。彼らがハッキングしたコンピューターをコントロールするサーバーは中国の海南省、広東省、四川省、米カリフォルニア州にあることも調べ上げた。
研究チームは29日、「ゴーストネット追跡・サイバースパイ活動ネットワーク」と題する報告書を発表した。米CNNテレビによると、「ゴーストネット」と名付けられたプログラムにコンピューターが感染すると、ファイルやパスワードが盗み出され、さらにはウェブカメラまで作動させられることもあるという。
もしダライ・ラマが他国の外交官に招待状を電子メールで送れば、中国政府はそれを事前に知り、相手国に外交的な圧力を加え、ダライ・ラマへの外国からの訪問を封じる。しかし、29日付ニューヨーク・タイムズによると、ニューヨークの中国総領事館は「前からあるストーリーでナンセンスだ。中国政府はサイバー犯罪を厳格に禁止している」とコメントした。
イ・ヘウン記者
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